無料ダウンロード対話集 原田正純の遺言 pdf

対話集 原田正純の遺言

朝日新聞西部本社 / 本

無料ダウンロード対話集 原田正純の遺言 pdf - 朝日新聞西部本社による対話集 原田正純の遺言は岩波書店 (2013/5/29)によって公開されました。 これには296ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、4人の読者から3.9の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。

対話集 原田正純の遺言 の詳細

この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、対話集 原田正純の遺言の詳細を以下に示しますので、参考にしてください。
タイトル : 対話集 原田正純の遺言
作者 : 朝日新聞西部本社
ISBN-104000244728
発売日2013/5/29
カテゴリー本
ファイルサイズ21.01 (現在のサーバー速度は22.69 Mbpsです
無料ダウンロード対話集 原田正純の遺言 pdf - 内容紹介 水俣病をはじめ、人の命や尊厳を脅かす産業社会の負の面に医師として半世紀以上対峙し、2012年6月に亡くなった原田正純氏。「被害の記憶や教訓、戦後の日本が抱えた問題を後世に伝えたい」との強い思いから、死の直前まで半年間、患者や関係者15人と対話を重ねた。一部が朝日新聞西部版に連載されたその貴重な記録を一冊に。 内容(「BOOK」データベースより) 水俣病をはじめ、人の命や尊厳を脅かす産業社会の負の面に医師として半世紀以上対峙し、二〇一二年六月に亡くなった原田正純氏。「被害の記憶や教訓、戦後の日本が抱えた問題を後世に伝えたい」との強い思いから、死の直前まで半年間、患者やその家族ら一五人と対話を重ねた。朝日新聞西部本社版に連載された貴重な肉声の記録を一冊にまとめる。
カテゴリー:
対話集 原田正純の遺言を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
それまで散在していた患者たちの存在が徐々に明るみに出て、人類の最大級の公害である水俣病が形を表わし始めた1960年頃から、熊本大学医学部の大学院生として水俣病に関わり始め、その後一生を通じて患者たちとともに苦難を共にしてきた原田正純医師の存在は実に大きい。本書は、2012年6月11日に、惜しまれつつ亡くなった原田氏が、最後の1年間に、闘病中の体を振り絞って、水俣病をはじめとする公害や災害の関係者と語り合った記録である。人類の最大級の負の遺産「水俣病」を後世に語り継ぐ本として、深く心に刻み込まれた。対話の相手は、水俣病と共に歩んできた同志ともいうべき石牟礼道子氏や、水俣病の患者やその二世の皆さん、水俣病訴訟でチッソや国を訴えるために新しい過失論を苦労しながら構築した富樫貞夫氏、早くから水俣病に注目し、全国にその悲惨さを訴えるために力を尽くしたジャーナリストたち、時代的にほぼ並行して勃発した三池炭鉱爆発の二酸化炭素中毒患者の妻、カネミ油症の患者、新潟水俣病の治療に当たった医師など、実に多彩である。戦後日本の主な公害・食中毒・産業事故が出揃った感がある。共通するのは、規模拡大と効率化一辺倒で突っ走ってきた企業の労働者・周辺住民無視が途方もない事故につながったこと、国や自治体は事故隠しに懸命であり、少なくない医学者が事故を小さく見せることに協力してきたことである。この構造は、東京電力福島第一原発事故とその被害に対する原子力ムラにもそのまま通じている。宮本憲一氏との対話の中で、原田氏がもらした、「公害が起こると差別が起こるんじゃなくて、もともと差別のあるところに公害問題は押しつけられるんだな、と」という言葉が、公害問題の本質を穿つものとしてズシリと響いた。この他、各対話には、水俣病その他の公害・食中毒・産業事故を、患者・住民の視点から捉え直す観方がちりばめられており、まさに「後世への遺言」にふさわしい。水俣病については、津田敏秀著『医学者は公害事件で何をしてきたのか』(岩波書店)が、本来は食中毒として速やかに対応すべきところを、企業・国・地方自治体・御用学者が一体となって、最初は被害を隠し、次に被害を小さく見せ、最後には小刻みに患者を「認定」する仕組みを作ったことが、今日までも完全解決に至らない結果を招いたことを科学的に論証している。本書と併せて一読されることをお奨めする。

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