宝石 欲望と錯覚の世界史本無料ダウンロード

宝石 欲望と錯覚の世界史

エイジャー・レイデン / 本

宝石 欲望と錯覚の世界史本無料ダウンロード - エイジャー・レイデンによる宝石 欲望と錯覚の世界史は築地書館 (2017/12/11)によって公開されました。 これには384ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、4人の読者から3.5の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。

宝石 欲望と錯覚の世界史 の詳細

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タイトル : 宝石 欲望と錯覚の世界史
作者 : エイジャー・レイデン
ISBN-104806715484
発売日2017/12/11
カテゴリー本
ファイルサイズ26.13 (現在のサーバー速度は19.1 Mbpsです
宝石 欲望と錯覚の世界史本無料ダウンロード - メディア掲載レビューほか “色のついた石"宝石は、なぜ世界の歴史の中心でありつづけたのか 人は見た目が何割なのかは各々の価値観によるが、宝石に関して言えば値打ちの90%が幻想、そして思い込みだと、宝飾デザイナーのキャリアを持つ著者は断言する。あれは「色のついた石」にすぎないと。しかし世界の歴史の中心には、常に宝石があった。 手始めに披露されるのは、マンハッタン島が24ドル相当のガラスビーズ等と交換された物語。オランダ人がアメリカ先住民から、ビーズで島を買い上げたと聞くと、どうしたって詐欺か搾取にしか思えないが、これは双方にとって大満足のトレードだったという。ビーズは美しく、通貨として優れていたし、当時のマンハッタン島は泥土だらけで何もない小さな島だった。適正価格だったのだ。 大量生産によって地に落ちたビーズに比べると、マンハッタンの土地は狭く、その後ひたすら高騰していく。つまり希少で、みんなが欲しがるものに価値が生まれる。このロジックを歴史的に、かつ心理的に深掘りしたのが本書だ。 全然希少ではないダイヤモンドに、「永遠の輝き」という名コピーをつけ、プロポーズの必需品であるかのような“思想"を売ったデビアス社のマーケティング戦略は、いかにも20世紀的でいっそ清々しい。一方でダイヤも2800カラットもの束ともなれば、話は違ってくる。本人は無関係の「首飾り事件」が遠因となって民衆が大炎上、フランス革命へと発展し、マリー・アントワネットは処刑の運命を辿ることになった。 さらに遡って16世紀。幻の黄金郷エルドラードからもたらされるはずのエメラルドを空手形のように切り続け、破綻したスペイン帝国。その無敵艦隊に勝利するイギリスのエリザベスI世は、自身の肖像画に真珠をちりばめた。真珠は、ヴァージン・クイーンとして純潔で神聖なイメージにぴったりな小道具でもあったのだ。しかしその真珠の価値が、あるときを境に大暴落する。御木本幸吉による、養殖真珠の成功である。 ここで、宝石をめぐる世界史の舞台が、日本へ移される。外国人の目で俯瞰する江戸から明治にかけての大革命は、本書のハイライトかもしれない。身分制度の崩壊によって自由を手にし、家業のうどん屋から努力して真珠王となったミキモトの物語は、近代化に必死だった時代の神話だ。 欲望が暴走するたび、国が滅びていく。それでも宝石は残り、そこにはロマンがある。ついに欲望と錯覚の対象が、仮想通貨という、実体を持たないものになった現代。こんな壮大な物語が編まれることは、もうないんだろうな。評者:山内マリコ(週刊文春 2018年3月1日号掲載) 内容紹介 宝石をめぐる歴史、ミステリー、人々の熱狂と欲望。 なぜ人はこれほどまでに宝石に惹き付けられるのか、 そもそも宝石の価値とは一体なにで決まるのか。 これまで宝石の鑑定からデザインまで関わってきた、宝石を愛してやまない著者が、 時間と空間を越えて、縦横無尽に語る。 出版社からのコメント ニューヨークのマンハッタン島をビーズ玉で購入した、オランダ東インド会社総督。しばしば不当な土地取引の例としてあげられる出来事だが、当時の先住民にとって、ベネチアンガラスのビーズは、最も高貴な宝石だった。 宝石(もしくはガラス玉)の価値の人間社会における伸縮自在ぶりを、歴史のターニングポイントごとに鮮やかに描いた宝飾品の現代史。 今や、婚約指輪と言えばダイヤモンドだが、デビアスの現地調査員が卒倒したほどの巨大鉱脈が発見され、あり余っているはずのダイヤを、未だに世界中の女性が欲しがるのは、なぜなのか。 イングランドがスペイン帝国の無敵艦隊アルマダを打ち破り、大英帝国として台頭する端緒となる、世界で最も有名な真珠を巡る姉妹喧嘩。 ロマノフ王朝の宝物を悲劇の物語とともに売りさばいた、米国の大富豪(実はスターリンのエージェント)ハマーと、彼と裏で通じてソヴィエトに利益をもたらしていたヘンリー・フォード。 宝石には、それを目にした人を虜にするだけでなく、歴史をも変える力がある。 誕生日やクリスマスに宝石をプレゼントする人、もらう人。その宝石で、世界が変わってしまうことがあるかも……。 宝の魅力と魔力を存分に味わえる一冊です。 内容(「BOOK」データベースより) 美しい宝石や高級腕時計を手に入れたい。そして、それを身につけている姿を、誰かに見てもらいたい。人はなぜ、きらきら輝く宝石や腕時計に惹きつけられてしまうのか。宝石の価値とは、一体何なのか。マリー・アントワネット、エリザベス女王、御木本幸吉、デビアス。人々を虜にし、国をも動かしてきた宝石の魅力を、社会史、文化史として華麗に綴った8章。 著者について エイジャー・レイデン(Aja Raden) シカゴ大学で古代史と物理学を学ぶ。 在学中に著名なハウス・オブ・カーン・エステート・ジュエラーズのオークション部に部長として勤務。 また、ロサンゼルスに拠点を置く宝飾ブランド、タコリ社で7年以上にわたってシニアデザイナーとして働いた経験を持つ。 経験豊かなジュエラーであり、研鑽を積んだ科学者でもある。カリフォルニア州ビバリーヒルズに住む。 和田佐規子(わだ・さきこ) 岡山県の県央、吉備中央町生まれ。 東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。 夫の海外勤務に付き合ってドイツ、スイス、アメリカに合わせて9年滞在。 大学院には19年のブランクを経て44歳で再入学。専門は比較文学文化(翻訳文学、翻訳論)。 現在は首都圏の3大学で、比較文学、翻訳演習、留学生の日本語教育などを担当。 翻訳書にポール・キンステッド著『チーズと文明』(2013 年)、 フランク・ユケッター著『ナチスと自然保護』(2015 年、以上築地書館)がある。 趣味は内外の料理研究とウォーキング。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) レイデン,エイジャー シカゴ大学で古代史と物理学を学ぶ。在学中に著名なハウス・オブ・カーン・エステート・ジュエラーズのオークション部に部長として勤務。また、ロサンゼルスに拠点を置く宝飾ブランド、タコリ社で7年以上にわたってシニアデザイナーとして働いた経験を持つ。経験豊かなジュエラーであり、研鑽を積んだ科学者でもある。カリフォルニア州ビバリーヒルズに住む 和田/佐規子 岡山県の県央、吉備中央町生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。夫の海外勤務に付き合ってドイツ、スイス、アメリカに合わせて9年滞在。大学院には19年のブランクを経て44歳で再入学。専門は比較文学文化(翻訳文学、翻訳論)。首都圏の3大学で、比較文学、翻訳演習、留学生の日本語教育などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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以下は、宝石 欲望と錯覚の世界史に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
宝石につけられた目もくらむような価格に本質的な根拠がないという話は最初の一章。どちらかというと宝石に関係したびっくりするようなエピソード集といった感じの内容です。面白いです。が、今度の投資すべき宝石の種類を知ったり、宝石そのものの価値を否定したり肯定したりするのに役立つような理系的お話ではなく、どちらかというとその周辺で一喜一憂している人間たちの歴史を知るための本です。

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